シドニーは日本からの直行便の本数が多い上に、時差もほとんどないので、観光で訪れるのにオススメです!ですが、海外の空港は迷いやすくて心配になる人が多いのではないでしょうか。実は、シドニー空港(Sydney Kingsford Smith Airport)は、ターミナルが3つある上にターミナル間の移動がややこしいです…。なので、2回に分けて空港を徹底解説していきたいと思います!
シドニー空港の公式サイトはこちら↓
ターミナルが3つに分かれている
冒頭にも書きましたが、シドニー空港にはターミナルが3つあります。利用する便によって分かれているので、一つ一つ説明していきます。ちなみにターミナルは英語でTerminalというので、頭文字のTを取って各ターミナルはT1(ティーワン)、T2(ティーツー)、T3(ティースリー)と呼ばれることもあります。
第1ターミナル
第1ターミナルは国際線専用です。全ての国際線が、第1ターミナルから離着陸します。1階は到着階、2階が出発階となり、3階はありますが各航空会社のオフィスなので一般のお客さんが利用することはないと思います。
英語のみしかないですが、第1ターミナルの地図はこちらのURLから見ることができます。
(出発階)
(到着階)
第2ターミナル
第2ターミナルはカンタス航空以外の国内線です。カンタス(Qantas)航空はオーストラリアで一番大手の航空会社で、専用の国内線ターミナルとして後で説明する第3ターミナルを持っています。その他の航空会社の国内線が全て第2ターミナルに集まります。
その他の会社は、ヴァージン(Virgin)航空や日本でも馴染みのあるジェットスター(Jetstar)などです。
第1ターミナルと同じく、1階は到着階、2階が出発階となっています。第2ターミナルの地図はこちらのURLから見ることができます。
(出発階チェックイン)
(出発階コンコース)
(到着階)
第3ターミナル
第3ターミナルは、先ほど説明したとおりカンタス航空の国内線です。国際線は航空会社を問わず全て第1ターミナルなので、気をつけてください!第1、第2ターミナルと同じく、1階は到着階、2階が出発階となっています
第3ターミナルの地図はこちらのURLから見ることができます。
(出発階)
(到着階)
航空券なしで制限区域内に入れる!?
飛行機に乗る前に、国際線でも国内線でも手荷物検査がありますね。手荷物検査は搭乗者のみ受けることができ、検査後の制限区域も必然的に搭乗者のみ入ることができる空港が多いと思います。ですが、シドニー空港では国内線の第2、第3ターミナルのみですが、誰でも手荷物検査を受けることができ、制限区域にも誰でも入ることができます!
検査を受ける時は、搭乗券はもちろん身分証明書も見せる必要がなく、本当に誰でも大丈夫です。少しセキュリティー面が不安ですが、搭乗ゲートまで行くことができるので、お見送りや出迎えの時には嬉しいシステムです!
第1ターミナルは、搭乗券がある人のみ手荷物検査や出国手続きができます。
お店
各ターミナルにカフェ、ハンバーガーなどのファストフード、雑貨店(トラベルグッズ、お菓子、本など)、オーストラリアらしいお土産やさん、ブランド店などのお店があります。
英語のみですが、各ターミナルのお店はこちらのURLから確認できます。
必要なものは一通り空港で揃えることができますが、日本の羽田空港や成田空港よりシドニー空港は規模が小さいので、お店の充実度はイマイチです。シドニー空港が初めての人は時間に余裕を持って行動することをオススメしますが、そうでなければ早く着いても時間を持て余してしまうと思います。
また、第2、第3ターミナルは、制限区域内の方がお店があります。お見送りや出迎えの人でも、手荷物検査を受けて制限区域内に入った方がいいかも知れません。
各ターミナル間の移動方法
お次は各ターミナル間の移動方法です。英語のみですが、詳しくは公式サイトに書かれています。
T2⇆T3(国内線ターミナル⇆国内線ターミナル)
T2とT3間は、徒歩で移動ができます。国内線のターミナルがT2とT3で分かれていますが、向かいに建てられていて、ターミナルの外に出ればもう一つのターミナルが目の前に見えるくらいです。なので、移動は徒歩がベストです!
もし大量の荷物を運ぶ場合は車(やタクシー)でもいいかもしれませんが、そうでなければ歩いた方が早いです。また、到着階の1階を出て屋外を歩くこともできますし、ターミナル内から電車の乗り場を横を通過して地下を歩くこともできます。
雨の日でも濡れることなく安心です!
T1⇆T2&T3(国際線ターミナル⇆国内線ターミナル)
国際線ターミナルのT1と国内線ターミナルのT2&T3間の移動は少しややこしいです。というのも、国際線と国内線のターミナルは少し離れた位置にあり、徒歩では移動がかなり厳しいです(歩くのが大好きな方はチャレンジしてみてもいいかもしれませんが…笑)。
移動方法としては、主に4つあります。それぞれ所要時間と金額を書いていますが、あくまでも目安として下さい!
タクシー(10分/$20)
費用はかかりますが、一番楽なのがタクシーです。、どのターミナルでも到着階の屋外にタクシー乗り場があり、流しのタクシーが多いので予約なしでも乗れることが多いです。
タクシーは4人乗りの小さいものから、7人ほど乗れる大きいものまで待機していることがほとんどです。
電車(2分/$8.6)
国内線の所で少し触れましたが、電車での移動もできます。各ターミナルの到着階(1階)には電車乗り場の看板が目立つようにあるので、乗り場まで初めての人でも辿り着けると思います。国際線と国内線の駅は隣同士なので、1駅乗るだけです!
本数が多くて便がいいです!
Tバス(10分/無料)
お金を節約したい!という方は、Tバスがオススメです。5時30分〜21時30分まで30分おきに国際線ターミナル⇆国内線ターミナルを行き来します。電車と比べると本数が少ない上に、時間どおりの運行でない場合も多いですが、無料なのが嬉しいポイントです。
各ターミナルの到着階(1階)の外にバス乗り場があります。少し見つけにくいかもしれませんが、Tバスの乗り場にはオレンジ色の看板があるので、オレンジ色を探してみて下さい!
カンタス航空またはヴァージン航空の乗り継ぎバス(10分/無料)
カンタス航空またはヴァージン航空の利用者のみとなりますが、2社からはそれぞれ無料の乗り継ぎバスが出ています。搭乗者(チケット保有者)のみが利用でき、飛行機の発着スケジュールに合わせて柔軟に運行しています。
所要時間は10分と書きましたが、カンタス航空のバスは空港の敷地内を走るのでTバスやタクシーより早く着きます。ヴァージン航空のバスは通常の道路を通るのでTバスやタクシーと変わらず10分ほどかかります。
ターミナル内に乗り継ぎカウンターがあるので、自分が利用する航空会社のカウンターに行き、スタッフの指示に従って乗車します。英語が得意でない方は少し難易度が高いかもしれませんが、日中はターミナル移動前に荷物を再びチェックインして、手ぶらでバスに乗って移動ができるので、利用してみる価値はあります!
まとめ
シドニー空港はターミナルが3つもあるので混乱しがちなので、今回は各ターミナルの特徴とターミナル間の移動方法を説明しました!初めての人は不安かもしれませんが、空港内には案内表示がたくさんありますし、インフォメーションカウンターのスタッフも優しい方が多いので安心して下さい!