交換留学で英語力って上がるの?

皆さんそれぞれ留学の目的があると思いますが、多くの人が英語力の向上に興味があるのではないでしょうか?私はオーストラリアのアデレードで、10ヶ月交換留学をしていましたが、英語が伸びたかと聞かれると「それほどでも…。」と答えます笑。今回は交換留学と英語力について体験を元に書いていきます!

そもそも交換留学の目的は語学力向上ではない

実際10ヶ月で英語力がそれほど伸びなかった私ですが、大きな原因は留学の目的です。現地の学生と同じ授業を受けて、単位をとる交換留学では、自分の専攻の学びを深めるのが主な目的となると思います。

となると、毎日授業の予習復習で忙しいですし、語学力向上の為だけに時間を費やすのが難しいです。ですので、私は留学で深く専攻を学ぶことができましたが、英語力はあまり変わりませんでした。

もちろん、学校によっては語学学校に通いながら通常の授業を受けたり、受け入れ先の学校内で英語の授業が受けられたりします。ですが、多くの場合で交換留学は英語で勉強をすることが目的になると思います。

また、交換留学は短期間な場合が多いので、劇的に語学力を伸ばすのは厳しいです。よく「3ヶ月の留学で英語力がこんなに上がった!」などを目にしますが、現実はそう簡単に行かないと思います。

もちろん、日本にいるよりは英語を使う機会が多いので、少しは上達すると思いますが、ネイティブのようにペラペラになったり、リスニングも完璧になるわけではなりません。

交換留学の概要やメリット&デメリットについて書いた前回の記事はこちらです↓

交換留学のメリットデメリットをまとめてみた
「英語を上達したい!」「海外のレベル高い学校で勉強したい!」などを思い、留学を志す方が多いですね。今はコロナの影響がありますが、グローバル化が急速に進み、昔より留学に手軽に行けるようになりました。今回は様々な留学方法がある中で、私も体験した

交換留学で英語力にプラスとなったこと

そんな交換留学ですが、自分の英語に少し良い影響もありました。いくつかピックアップして紹介します!

自分の英語に自信が持てるようになった

留学する前は自分の英語に自信がなく、日本語が使える時は極力日本語を話していました。例えば、日本の大学にいる留学生と話すときも、その留学生が日本語がある程度できれば、日本語でお話ししていました。

英語で話せなくはなかったですが、間違いを恐れてつい日本語に頼っていました。留学生の友達からはJapanese addiction だね(日本語に依存しているね)とも言われていました笑。

しかし留学でオーストラリアに来て、ネイティブの人と話す機会がたくさんありました。中にはうまく通じないこともありましたが、意外と会話が成り立ったので、「やればできる!」と思いました。また、授業でエッセイをよく提出しましたが、論理的に書けていると教授からフィードバックをもらえたときも、もっと自分のライティング力に自信を持って良いんだとも思いました。

帰国後は少しでも英語を話す機会があれば話すようになり、よりポジティブに英語の勉強ができるようになりました!

スラングや日常の英語は習得した

こちらは英語力そのものではないですが、スラングや日常生活で使う単語を結構習得しました。日本では大学でしか英語を使わないですが、留学中は大学でも日常生活でも英語を使います。となると、意外と知らない日常的な単語や言い回しをが多いことに気がつきました。

お買い物をする時の英語など、実際に使う場面になって学ぶことが多かったです。また、友達と話す時のスラングも、最初は全然わからなくて話について行けませんでしたが、徐々に覚えていきました

スラングや日常的な単語を習得しても、TOEICやTOEFLの点数は上がらないかもしれません笑。ですが、海外で生活をするにはマストですし、様々なシーンで使える英語を身につけるのもいいかもしれません。

色んな英語に対応できるようになった

日本では基本的に”アメリカ英語”を勉強すると思います。ですが、オーストラリアには多くの国からの移民がいて、様々な英語が飛び交っています。みんな多様なアクセントで英語を話すので、最初は戸惑いましたが、時間が経つにつれて慣れていきました。

聞き取れない時は、正直に聞き返す大切さも学びました。

グローバル化が進み、より多くの人が第二言語として英語を学ぶようになりました。そのような状況下では、”アメリカ英語”のみではなく、色んな英語を知っていた方がいいので、自分の英語にプラスになりました。日本にいるとあまり多様な英語と関われないので、留学時はとても貴重な機会でした

英語力を上げるためにしたこと

語学が留学のメインではなかったものの、少しでも英語を伸ばせたらと思って留学中にしたことがあります!

こまめにメモをする

海外で生活をしていると、日々新たな単語フレーズに出会います。そんな新たな発見があったときは、できるだけメモをするようにしました。ノートに書くのは面倒なので、携帯でサクッと書きます。また、発見以外にも、うまく伝わらなかった時のことや、わからなかったこともメモをしました。

メモをすることによって、より記憶に残ると思いますし、後から復習もできちゃいます。カッコイイ言い回しを真似してみて、自分のものにしていきました笑!小さなことですが、毎日やっていくとかなりの数になります。成長が目に見えるのも嬉しいですね♪

英語を話す機会を自分で作る

日々授業についていくので大変でしたが、合間をぬっては英語の練習をしました。留学先の大学で言語交換プログラムがあったので、参加していました。これは2人でペアになって、お互いの言語を教え合うものです。

私は日本語を専攻している学生と一緒に、週1回ほどおしゃべりをしました。

そして、とにかくイベントに参加をしました。大学で留学生向けの文化交流イベントが月に2回あり、私はほぼ皆勤賞でした笑。イベントそのものも楽しみましたが、イベントを通じて友達を作るのが目的でした。友達とお昼を一緒に食べたり、放課後にカフェに行ったりして、英語を話す機会をどんどん作りました。

また、貧困や環境問題に関わる学生団体に所属し、イベントの実行委員にも立候補をしました。他の実行委員が全員地元の人(ネイティブ)で、話すのが早くてミーティングについていくのが大変でしたが、いい経験でした。もしかしたら足を引っ張ってしまったかもしれませんが、リスニング力発言力が向上しました。

交換留学では事前に英語力を上げておくことが大切

「交換留学で英語力が上がるのか?」に対する答えをまとめると、私の場合は交換留学では「あまり上がらなかった」です。その経験からアドバイスとしては、留学前に英語力を上げておくのが重要です!

現地学生と同じ授業をとると思うので、ある程度の英語力がないとついて行けません。TOEFLやIELTSのスコアの基準を満たしても安心せず、極限まで上げていくといいです。

言うまでもないですが、英語力があればあるほど学びが深くなります。

また、自分の英語の土台がしっかりしているほど、語学力の伸びが早いと思います。英語力がないと伸び代はたくさんありますが、よくわからないことが多く、成長するのに時間がかかります。一方である程度の文法や語彙を理解してから海外に行くと、沢山のことを習得できると思います!

以上が私の体験談&アドバイスでした。交換留学を考えている方の参考になれば幸いです!

 

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