尊敬と感謝しかないです。
小川を見に学校外へ
今日は活動先の先生の論文プロジェクトに参加させていただきました。学校近くにある小川を見に、生徒を連れて行きました。
プロジェクトの詳細はこちら↓
目的
学校がある地域は、かなり環境汚染が進んでいます。道はゴミだらけ、バスやバイクの排気ガスもすごいですし、大ボリュームの音楽による騒音公害まであります。しかし、生徒たちはあまり地域のことを知らず、環境汚染の現状も理解できていないようです。
なので、地域のことを知りつつ環境について学ぶために、小川に連れて行くことになりました。
条件
学校外に生徒を連れて行くにあたって、校長先生から1つ条件がありました。それは、生徒一人一人に保護者が付き添うことです。
日本の学校では、近くの公園に遠足する機会が多いと思います。ですが、コロンビアでは基本的に学校外での活動はないようです。治安の問題もありますし、何か起こった際の責任問題もあります。活動先の学校では、多くの先生がリスクのために遠足行おうとしないですし、保護者からも反対の声があるようです。
ですが、このプロジェクトの先生は上手いことに保護者の信頼を築き、賛同を得ていました。書面での許可をきちんと取った上で、保護者に来てもらうよう頼みました。その結果、ほぼ全員の保護者が集まり、学校外に出られることになりました。
中には仕事の都合などで保護者が来れない生徒がいましたが、他の先生や教職員にも参加してもらい、不在の保護者分をカバーしました。
準備万端すぎてすごいです。
観察の様子
乾季のため水量が少ないですが、小川とその周辺の植物を観察しました。ちょうどこの前授業をしたcampanoが生えていて、生徒たちが「先生!campanoを見つけた!」と言ってきて嬉しかったです。水は透き通っています。五感を使って観察することが大切と習った生徒は、水に触れて「冷たい!」と言っていました。一見綺麗なように見えますが、周りにはゴミが多く捨てられていました。生徒たちも「ゴミが多くて汚い」と気づいたようです。私自身また地域や環境についての知識が少ないので、生徒や保護者と一緒に学ばさせていただきました。このような機会に参加させていただき、本当に感謝です。
尊敬する先生
このプロジェクトの先生を本当に尊敬します。教室での学びも大切ですが、実際に観察することで感じることも多いです。多くの先生は消極的ですが、大変な前準備をしてまでも、生徒のためになる授業をする先生は素晴らしいです。
環境教育をしにきた私ですが、日々学ばせていただいてます。
このような先生が増えたら、環境に興味がある生徒が増えるのでは?と思うので、何かしらの形でこの先生の良さが多くの人に伝わればいいなと考えています。
明日は家でのんびりしようかなと思います。