
1月8日〜12日でSan Rafaelとその山奥にある友達の親戚の家にお邪魔しました。初めての山奥訪問で驚いたことが多かったので、今回まとめます。
San Rafael
カルタヘナでできた友達に誘ってもらい、San Rafaelに行きました。San Rafaelに辿り着くには、メデジンの空港に行き、そこからバスを乗り継ぎます。近くにはGuatapeと言う有名な観光地があります。街は小さめでのんびりした雰囲気でした。

周りを山に囲まれていて、坂が多めです。
週末には街中でマーケットが開かれます。San Rafaelの街中に住んでいる人がもちろんいますが、その周辺の山に点々と家が建っていて、そこに住んでいる人もいます。山に住んでいる人は収穫した野菜などを週一で街に持っていき、売ることによって生計を経てる人が多いようです。
野菜などの売上では収入が少ないと思います。ですが、山奥でほぼ自給自足のような生活をしているので、出費も少ないようです。
街にはチバと呼ばれる公共交通機関に当たるバスが走っています。カラフルで可愛くて、写真映え間違いなしです。
小さい街ですが、食品や日用品など必要なものは全部揃います。レストラン、バー、カフェもあります。印象的だったのが、ヒヨコの販売です。山に住む人は街でヒヨコを買って自分で育てて、卵や鶏肉を食べることが多いとのことです。
山奥ライフ
お世話になった友達の親戚の家は、San Rafaelからタクシーで30分ほど山を登ったところにあります。電気は通っていますが、電波が3Gしかなかったです。Wi-Fiはありません。水は川の水を引いていて無料だそうです。水洗トイレもあります。ガスコンロがありましたが、基本は薪を使って調理していました。5日間お世話になった部屋です。レンガの壁×トタン屋根です。山奥なので朝晩冷え込みますが、あったかい毛布を用意していただき快適でした。ただ、お昼寝をしている時に何か天井から落ちてきたと思ったら、まさかの毛虫でした笑。幸い親戚に退治してもらい被害はなかったです。

貴重な経験と思い込みます。
昔ながらの生活を続けていて、とうもろこしを挽く機械がありました。私も少しお手伝いさせていただきましたが、かなり重たくて腕がすぐに疲れました。
シャワーはありますが、川の水なのでかなり冷たいです。なので親戚が鍋でお湯を沸かし、それをバケツに溜めてくれました。桶を使いながらシャワーは実は人生初めてで、少ない水を使って効率よく洗うのは難しかったです。髪が長いので思ったより難航しました笑。

国によってはインフラが整っていなく、基本バケツシャワーの隊員もいるのですごいなと思いました。
やったこと
ご飯や畑仕事のお手伝いをさせていただきましたが、他にも家周辺を散歩したり、川で遊んだりしました。川の水は冷たかったですが、入ったら結構慣れました笑。水が透き通っていて、魚が多くて楽しかったです。この川はちょうどピンクの花が咲いていて、「日本の桜みたいだね」と友達と感動しました。
釣りもしました。釣り堀があり、釣った魚をその場で調理してもらえます。私は記憶にある限り初めての釣りでしたが、他のお客さんにコツを教えてもらい無事に2匹釣りました。
山ではプラタノ、yuca、とうもろこし、コーヒー、砂糖きび、そして私の大好きなカボチャもなっていました。初めてyucaの収穫を試みましたが、根菜類で力が必要で私は断念しました笑。
また、家には収穫したトウモロコシが干してありました。これを粉状にしてコロンビアの主食の一つであるアレパを作るようです。
広大な山の中に家が点々としているわけですが、学校が一つありました。小学生の生徒が5人いるようで、学年関係なく一つのクラスで一人の先生が全員の指導をしているとのことです。
また、山の人たちは野菜だけでなく、サトウキビを加工して砂糖を作っていました。家の近くにサトウキビを絞る機械や大きな鍋がありました。家族総出で月2回くらいの頻度で作業をするようです。
食べ物

カルタヘナとは違う食べ物が多かったです。
まずはスープです。カルタヘナのお店でスープを頼むとそれなりの量+ご飯がついてきて、ちょうどいい量になります。ですが、San Rafaelで魚のスープを頼んだら、少量+小さいアレパのみで足りなかったです笑。

味は美味しかったですが、その後パン屋さんに駆け込みました。
これはmunicipalというコーラ+牛乳の飲み物です。ピンクかわいくてインスタ映えしそうです。味はなぜかババヘラアイスの味がしました。伝わるかわかりませんが、秋田県でよく食べられるアイスです。
San Rafaelを含むAntioquiaの地域では、すっごく細かいミンチのお肉をよく食べます。ふわふわの食感で面白いです。
これはMazamorraという飲み物です。牛乳、砂糖、とうもろこしが主な材料で、シンプルな味わいです。お世話になった家は冷蔵庫がありますが小さく、牛乳は液体ではなく粉のものを使っていました。なので、上には粉状の牛乳がのっています。Antioquiaではコーヒーなどの飲み物をコップではなく、写真のお茶碗のような入れ物で飲むようです。
これは朝ごはんです。カルタヘナでは朝からお米を食べませんが、San Rafaelでは食べるとのことです。カルタヘナで「日本では毎食お米を食べる」と言うとかなり驚かれますが、コロンビアでも朝からお米を食べる地域があって安心です笑。
これはSancochoです。カルタヘナでも食べますが、カルタヘナのSancochoと比べて具材がかなりシンプルでした。また、カルタヘナでは牛肉が多いですが、Antioquiaでは鶏肉が主流です。親戚は来客があると、庭で飼っている鶏を絞めてSancochoを出すらしいです。

今回は私のために絞めていただいたらしく、美味しくいただきました。
また、魚も食べました。揚げてあってカルタヘナの魚料理と似ていると思いました。ですが、カルタヘナでは魚料理にはココナッツライスが付くのですが、今回いただいたのは白いご飯でした。
コロンビアの文化に合わせたこと
普段のホームステイでは自由気ままに生活していますが、親戚の家にお邪魔して、コロンビアの文化に合わせることがありました。
シャワー
普段は朝晩浴びていますが、滞在中は朝1回でした。コロンビアの人は朝1回の人が多く、夜はそのままパジャマに着替えて寝ます。普段のホームステイでも朝1回のシャワーにして節水をしたいところですが、外出後そのままベットインが受け入れられなく、朝晩2回浴びちゃっています。
ですが、滞在中はわがまま言ってられないので、朝のみです。夜そのままベットに入るのは違和感しかなかったですが、最終日を迎える前に慣れました。比較的涼しい気候だからできたのかなと思います。カルタヘナでは日中暑くて汗をかくので、今までどおり朝晩浴びてしまおうと思います。
ご飯
基本親戚に出していただきましたが、量がかなり多かったです。日本でもありますが、来客にはたくさんのおもてなしをするのがコロンビアの文化なようです。正直お腹いっぱいでキツい時もありましたが、良くしていただいているのでフードファイトをしつつ、美味しくいただきました。