12月21日(木)の日記です。
遊ぶ!と思いきや博物館へ
今日は、午後から学校の先生の娘さん+そのお友達とお出かけしました。「友達と旧市街に行くから、よかったら一緒にどう?」ということです。実はカルタヘナに来てから未だに友達ができず困っていましたが、娘さんとお友達は大学生ということで比較的歳が近く、やっと(ほぼ)同世代と遊べる!と思い嬉しかったです。
カルタヘナの大学生は何をして遊ぶのかなと思い、旧市街をお散歩したり、カフェに行くのかと勝手に想像しましたが、Museo de Cartagena de Indiasという博物館でした。博物館に行ってみたいと思っていましたが、説明文のスペイン語がわからなくては勉強にならないと思い、躊躇していました。なので、今回は思いがけずいい機会になりました。
カルタヘナ市民?は無料らしく、私は外国人ということで20.000COP(約720円)を払いました。
展示は少なめでしたが、主に先住民と黒人の搾取についてでした。コロンビアには先住民がいますが、スペインから多くの人が移り住み、統治し始めました。先住民は強制的に労働をさせられていましたが、疫病の蔓延などで人数が減りました。その補填をすべく今度は黒人奴隷を連れてきて、搾取したという流れです。
カルタヘナは海沿いの町ということで、黒人奴隷の上陸地点となっていました。それと同時に、多くの罪が無い先住民や黒人への拷問や冤罪による処刑などをする場所でもありました。展示ではギロチンや拷問器具などがありました。詳しい歴史は後日まとめ記事を書ければと思います。
説明文のスペイン語は案の定難しい単語ばかりでしたが、娘さんとお友達にわかりやすいスペイン語で概要を説明してもらえて少しは理解ができました。赴任前に基礎的な歴史は学んだものの、実際の展示を見ることでより詳しく状況を知ることができました。
娘さんもお友達も今回初めて博物館に来たとのことで、一緒に勉強することができていい機会です。
熱いコーヒーの謎が少し解けた
その後はご飯を一緒に食べました。ほぼ同世代ということで、気軽に色んなことを聞くことができました。なので、カルタヘナに来てからの謎である、「なぜ暑い地域で熱々のコーヒーを飲むのか」を聞いてみました。
補足説明をすると、年間平均気温が27度のカルタヘナでは、多くの人がホットコーヒーを飲みます。ホームステイ先では、朝起きた後にブラックのホットコーヒーを一杯、朝ごはんの時にはミルク入りホットコーヒーを一杯いただきます。妹さんがのんびり飲んでいると、ホストマザーは「冷めちゃうから早く飲みな」と言うくらいです。
いつも顔面滝汗で飲んでいます。
娘さんいわく、「なぜかわからないけど、コロンビアではコーヒー=ホットという認識がある」とのことです。さらに「ホットじゃないと美味しくなくない?」とも言って来ました。コロンビアのコーヒー産業の歴史を探れば、飲み方について何か手がかりがあるかもしれませんが、もうそのような認識であれば受け入れるしかないと思いました笑。いつかは暑さに慣れて、涼しげな顔で飲んでみたいです。
明日は他の学校の先生の息子さんの誕生日パーティーがあります。