オーストラリアのコンブチャ(Kombucha)は昆布茶でない!

スーパーでい大きい健康食品コーナーがあるようなオーストラリアでは、健康志向の高い人が多いなと言う印象があります。オーガニックな食品や、ローカーボ食品など多くありますが、今回はコンブチャについてご紹介します!「えっ日本の昆布茶が海外で流行っているの?」と思うかも知れませんが、実はコンブチャ=昆布茶ではないのです…笑。

衝撃の出会い

私がコンブチャと出会ったのは、アデレードに交換留学中のことでした。オーストラリアの大学は学業以外での学生サポートも結構しっかりしていて、生徒の健康面のサポートもありました。

例えば、アデレード大学では平日に無料で朝ごはんが食べられたり、テスト前でストレスが溜まりがちな時期は、犬と触れ合えるイベントがあったりします。そんなサポートの一環として、無料でコンブチャの配布がありました。

配布場所の前をたまたま通った私は、何のイベントをやっているかわかりませんでしたが、学生スタッフに「コンブチャいる?」と聞かれました。一瞬耳を疑いましたが、

今昆布茶って言ったよね…?

と思った私はもう一度スタッフに何かを聞いたら、「コンブチャ!健康にいいよ!」と言われたのでもらいました。

まさか、オーストラリアで日本の昆布茶が手に入るなんて思っていなかったので、嬉しくてたまりませんでした。海外に来ると海苔を始め、海藻系が恋しくなるので、なんて良いサービスでしょうか。しかも健康に良いなんて…!豆腐や納豆のように、日本の健康食品が広まっていて、誇りに思いました。

ですが、早速もらったコンブチャを飲んでみると…

なんだこの酸っぱいの…!消費期限切れてる??

口の中に広がる強烈な酸味が今でも忘れられません。あのマイルドでほっこりするような昆布茶とは、かけ離れすぎて衝撃でした。一応消費期限を確認したら、全然問題なかったです。謎すぎた私はGoogle先生に聞いてみることに。するとコンブチャ=昆布茶ではなく、Kombuchaと言う表記がありました。

コンブチャとは

コンブチャ(Kombucha)とは、日本の昆布茶ではなく、中国北部や東モンゴルのあたりで生まれた発酵飲料です。日本語では「紅茶キノコ」と呼ばれるもので、昭和時代に一時期ブームもあったそうです。

そう言えば、テレビの昔懐かしいもの特集で、紅茶キノコが紹介されていた記憶があります…。

日本語の名前のとおり、紅茶などのお茶に紅茶キノコの菌を入れて発酵させて作るようです。発酵飲料と言うことで、ヤクルトのように腸内環境を整えてくれたり、デトックス効果などもあります。ビタミンも入っているので、お肌にも良さそうです!色々な健康に良い効果があるので、大学でも配っていたのに納得です。

スーパーで気軽に買える

そんなコンブチャは、スーパーで販売されているので、気軽に手に入れることができます。複数の会社からコンブチャが出ていますが、Remedyと言う会社のコンブチャをよく見ます。スーパーの冷蔵ドリンクコーナーにずらっと並んでいて、写真には収まらなかったです。いざ買おうとして驚くのが、種類の多さです。色んなフレーバーがあり、パッションフルーツ、コーラ、ピーチ、ジンジャーレモンなど、豊富すぎます。ビン入り330mlで4ドルと少し高い気がしますが、健康食品だからでしょうか。小さい300mlのペットボトルタイプもあります。こちらは3.5ドルと少し安く、ペットボトルの分、持ち歩きやすいですね。たまにセールで20%オフくらいにはなったりしますが、半額までは見たことないです。

久々に飲んでみた

初めて飲んだ時は衝撃の味でしたが、スーパーで色んなフレーバーを見ると、久しぶりに飲んでみたくなりました笑。ラズベリー&レモネード味なんて美味しそう!と思い、購入です。色はうっすらピンク色で、炭酸が入っています。やっぱり開けた瞬間から強い酸っぱい香りが広がりました。買ったものの、飲めるか心配になるくらいでしたが、一口飲んでみると…そこまで酸っぱくなかったです!

No Sugarと書かれていますが、程よい甘さがあり、後味はさっぱりしたラズベリーの風味でした。留学中に飲んだフレーバーを忘れましたが、今回は美味しく飲めました!脂質は1g以下、砂糖は0gで、1本飲んでも13カロリーです。カロリーが低いので、ダイエット中でも飲めそうです!

まとめ

日本の昆布茶とはほど遠いコンブチャ(Kombucha)は、初めて飲んだ時は衝撃の酸っぱさでしたが、色んなフレーバーがあり、飲みやすい物も多いです。炭酸が入っていて、甘すぎないので、さっぱりしたものが飲みたいときにもぴったりです。健康に良い発酵飲料が気軽に手に入るオーストラリアは、さすがだと思いました!