12日間のニュージーランドひとり旅行の第5弾は、ロトルア(Rotorua)です。南島のクイーンズタウンから始まった旅行ですが、だいぶ北の方に来ました。ロトルアでは、温泉を楽しんだり、マオリ文化について楽しく学びました!
ロトルア湖の周りをお散歩
ウェリントンからロトルアに到着した後は、ロトルア湖(Lake Rotorua)の周辺を歩きました。湖には色んな種類の鳥が泳いでいて、のどかな時間が過ごせました。歩道が整備されていて、ベンチなどもあったので快適にお散歩ができます。ロトルアに着いて驚くのが、匂いです。街を歩いていると、どこからか硫黄の匂いがします。それもそのはず、ロトルアは地熱活動が活発な地域で、温泉が有名です。湖沿いを歩いているとSulphur Pointに到着しましたが、地面から湯気が出ていて、近寄ると熱かったです。湖の近くには、Government Gardens(ガバメント・ガーデンズ)という庭園がありますが、その中にも熱風が吹き出ているエリアがありました。そのような場所には、火傷の危険性があるので柵が設けられています。
足湯でのんびり
ロトルアにはいくつか温泉施設がありますが、一番気軽に訪れられる足湯に行ってきました。足湯は、Kuirau Park(クイラウ・パーク)という公園内にあります。誰でも無料で入ることができ、ロトルア中心部から結構近いので、アクセスが抜群です。もちろん足湯も無料で、自由に入ることができます。湯船が2つあり、1つは屋根付きだったので雨の日でも大丈夫です!地元の人や観光客がちらほらといましたが、朝早かったからか、静かにのんびり足湯を楽しめました。ニュージーランド旅行が終盤に差し掛かり、少し疲れが溜まっていましたが、ちょうど良い温度の足湯で回復しました♪足湯以外にも、Kuirau Parkには先ほども書いたように、地熱活動の影響で湯気が出ているエリアがいくつかあります。街を歩いている時と比べて、より強い硫黄の香りがしましたが、日本の温泉街を思い出して懐かしい気持ちにもなりました。
マオリの文化を学ぶ
Te Pā Tū
ロトルアで温泉と並んで有名なのが、マオリ文化です。ロトルアはマオリの人たちが昔から住んでいた場所でもあり、マオリ文化を学べる施設があります。その1つがTe Pā Tū (テパトゥ)です。夕方から夜にかけて3時間ほどのツアーが開催されていて、マオリ文化を体験することができます。ツアーは英語のみの開催ですが、ウェブサイトから予約可能です。大人$250と少し高めの値段設定かもしれませんが、充実した内容なので納得です。Te Pā Tūは中心部から車で20分ほど離れた緑豊かな場所にあります。ツアーは中心部からの送迎バス付きで、バスに乗っている時から、マオリ文化に関する説明があります。
マオリ文化の儀式を見たり、昔から伝わる遊びを一緒にしたり、踊りや歌のパフォーマンスがありました。公式サイトを覗くと格式高い感じに見えますが、実際はカジュアルな雰囲気で、ユーモアを加えながら文化を紹介してもらえるので楽しいです。わからないことがあれば、気軽に質問できたのもありがたかったです。文化について詳しく学んだ後は、夜ご飯です。ハンギというマオリの伝統料理を食べることができます。お肉やサツマイモなどの食材を、地熱を生かして蒸したもので、シンプルで素材を生かした味付けでした。その他にもスープ、サラダ、デザートなど多くの品数で充実した内容のコースでした。
Te Puia
もう1つのマオリ文化が学べる施設が、Te Puia(テプイア)です。中心部から若干距離がありますが、路線バスが目の前に止まるのでアクセスは問題ないです。ロトルアにも公共交通機関用のICカードがありますが、乗車時に現金払いでも大丈夫でした。入場料は大人$75で、ツアーが必ずついてきます。こちらもウェブサイトから予約ができますが、ツアーは頻繁に行われているので、当日でもチケットを買うことができました。約90分間のツアーでは、施設内の各コーナーを詳しい説明付きで見て回ります。色んなコーナーがありますが、一番の目玉は間欠泉です。定期的に蒸気が吹き出す姿を間近で見ることができ、地球が生きているのを実感します。その他にも、大きなMud Pool(泥の温泉)がありました。泥が常にブクブクしていて、絶えず湯気が出ていました。ロトルアのお土産屋さんには、この泥を使った顔のパックなど美容品が販売されています。また、キウイが飼育されているコーナーもあります。クイーンズタウンの記事でも書いたように、ニュージーランドは果物のキウイが有名ですが、ニュージーランド国鳥のキウイも忘れてはいけません。日本ではあまり聞かない鳥ですが、名前のとおり、果物のキウイに似た茶色い毛皮を持っていて、ニュージーランド固有の鳥です。夜行性ですが、紫外線ライトの調節のお陰で、施設内では日中でもキウイの動く姿が見れて可愛かったです!敏感な性質のため、内部の写真撮影ができませんでしたが、その分施設内で直接見ることができて、貴重な経験になりました♪他にも、マオリの伝統芸術を見られるコーナーや、お土産やさん、レストラン、カフェがあります。最初はツアー参加が必須でしたが、ツアーが終わり次第、自由に見学ができました。私は間欠泉に戻り、吹き出すところを何回も見て楽しみました!レストランでは、ビュッフェランチが$45で楽しめて、ハンギ料理を始めとしたバラエティー豊かな料理が揃っていました。
座席からは、間欠泉を見ることができるので、眺めもよくて最高でした!
ロトルアは今回旅行するまで名前すら知らなかったですが、温泉で旅行序盤の疲れを癒し、マオリ文化について楽しく学ぶことができたので、大好きになりました!特にTe Pā Tūでの文化体験は、貴重な経験になったのでオススメです♪