以前、海外大学の授業がどのように進められているかを書きましたが、課題の量やテスト、授業で大変だったことについて話します♪ 一般的に、海外大学は日本の大学より沢山の宿題が出たり、テストも難しいと言われます。どれくらい難しかったのかなども書いていきます!
課題はどれくらいあるの?
まず気になるのが、課題の量ですね。私は文系で社会学、文化人類学、言語学、国際開発学の授業を取りました。3年制の大学で、2・3年生が取るレベルの授業でした。教授やその授業のレベルによって課題は違いますが、大体の授業で学期中に
- 小さい課題 (1000words分くらい)
- 学期途中に出すエッセイ (1500 wordsくらい)
- グループ又は個人のプレゼン
- 学期末に出すエッセイ (2000~3000 words くらい)
が出されました。小さい課題は授業によってまちまちで、授業に関連する映画のレビューを書いたり、学術的なポスターを作って提出したりでした。
後で詳しく書きますが、私は試験が無い代わりに、学期末のエッセイを提出する授業だったので、提出物が多いです。
上記の提出物に加えて、予習としてreadingが課されます。慣れるまでは、結構手強いです。本の1章や、学術的論文を毎週授業開始前までに読みます。そのreadingを元に講義やディスカッションがされるので、読まないとついていくのが大変です。
大体1教科で1週間に25ページ程のreadingを2・3個必須で課されます。プラスで補足的なreadingも、3~5個程用意がされています。こちらは読んでも読まなくてもいいのですが、学期末のエッセイを書く際に引用することが多かったので、読んで良かったと思います。
リーディングは、全てPDFなどで大学の図書館を通じて無料で入手できました。私はパソコンの画面上であまり読みたくない人なので、全て印刷しました。
かなりの量を読みました。
試験について
SWOT week
オーストラリア(おそらくイギリスも)で試験を受ける時に助かるのが、このSWOT weekです。SWOT vacationとも呼ばれているのですが、Study Without Teachingの省略です。名前の通り、テスト前に自習をする週間があります!
最後の週まで授業が終わったら、次の週がテストではなく、テスト前に勉強に費やせる1週間が設けられています。日本だと金曜日に授業受けて、土日挟んで月曜日に試験なんてパターンもありますよね。オーストラリアではきちんと生徒に復習させる時間があるなんて感動です。
テスト形式
筆記試験
これは、日本でも良くあるテストです。教室で試験が配られて、制限時間内に解きます。海外ではopen bookのテストも多いと思います。教科書などを持ち込みokということです。
簡単そうに見えますが、問題は思考力などを問うものが多く、一筋縄ではいきません。
私の大学では教室を使うのではなく、近場の建物を借りて行いました。日本でいうと、ビックサイトのような場所の一部屋で行われました笑。普段は催し物があって賑わっている所ですが、試験時は雰囲気がガラッと変わります。
Take home exam
これはあまり日本では見ないです。試験問題が出されてから、家などで(試験会場以外で)答えを書いて、期限までに提出するものです。出されてから5~7日以内に提出するのが多いでしょうか。
家で書くということは、何を見てもいいです!ネットで検索してももちろんOK! ですが、主にtake home examはエッセイ形式です。答えがすぐに見つかるものではなく、今まで学んだ知識を使いながら、自分の考えを述べる必要があります。
私が経験したものは、500 wordsで答えを書く問題が3個出され、1週間で提出でした。社会学の授業だったので、社会問題などが3つ挙げられて、「習った理論を用いて説明せよ」のようなものでした。
制限時間が長いので、のんびり答えられそうですが、何せ他の試験がある時期なので、試験勉強をしながらも問題を解く必要があります。
普段からの復習と、時間の管理がカギです。
エッセイ
文系の授業ですと、多いのがエッセイです。私もほとんどの授業がこれでした。試験がない代わりに、長めのエッセイを学期末に提出します。期日は教授によってまちまちですが、最後の授業が終わってから1~2週間後くらいです。
授業や試験で難しかったこと
もちろん、英語で勉強するのは大変でした。他の生徒がたくさん発言しているのに自分はできず、葛藤したこともあります。
ですがそれ以外で苦戦したことがあります。オーストラリアに関する知識がないことです。私が主に勉強している社会学というと、社会問題に関して学ぶことが多いのですが、オーストラリアの大学なので、授業中の例が殆どオーストラリア関連でした。
アボリジニの方に対する政策だったり、オーストラリア内の人種差別問題だったり…そういったことに対して事前知識がなかったので、地元の生徒より理解するのが難しかったと思います。
あとびっくりしたのが、take home examの時です。問題の内容が、オーストラリアで放送されているリアリティーテレビ番組(いくつか例が挙げられてました)について社会学の理論を用いて、自分たちの生活への影響を書け。のような感じでした。
理論は理解しているのですが、何せオーストラリアのテレビ番組なんて見たことがなくて戸惑いました(寮にテレビがないので笑)。地元の生徒ならすぐに問題に取りかかれたはずなのに、私はYouTubeやNetflixなどでその番組を探すことから始まりました。幸いネット上に1話あったので、どのような番組かを理解してから解きました。
探すのに時間が取られて、焦ったのを今でも覚えています。
大変だけどサポートは多い
日本より課題が多かったり、予習復習をきちんとする必要があったりして不安に思う方が多いと思います。でも、大変な分大学からのサポートは多いです!私の大学ではテスト期間が近くなると、先輩方に質問ができるコーナーが設けられたり、勉強スペースではお菓子が配られたり、マッサージが受けられたりしました笑。
ストレスを感じることがあるかもしれませんが、そのようなサービスも使いつつ頑張って乗り切りましょう!