日本では見かけない野菜 in オーストラリア〜ルバーブで練り梅を手作り!

海外に行くと必ずと言って良いほど市場に訪れて、珍しい食品を探すのが大好きな私ですが、オーストラリアにも日本であまり見かけない野菜や果物がたくさんあります。今回は、野菜を実際に食べてみた感想をシェアします♪ルバーブという練り梅の代わりになる野菜もご紹介します!

ビーツ

最初はビーツ(Beet)です。玉ねぎのようなシルエットの根菜です。日本ではあまり馴染みがないですが、ロシア料理のボルシチに欠かせない食材です。ビーツの特徴は、なんと言っても鮮やかな赤色です!根菜は結構地味めな色のものが多いですが、ビーツのビビットカラーなら料理の彩りが良くなります。

かぼちゃ

まな板に色が付きやすいので、調理後はすぐ洗うと良いです。

生のままでも食べられますが、今回はオーブンで焼くことにしました。調理中に少し赤い水分が出てくるので、アルミホイルなどで器を作ると良いです。加熱をすると程よく柔らかくなって、少し柔らかいにんじんくらいの食感になりました。味は焼いたからか甘みがあって、美味しかったです。よく土臭いと言われるようで、確かに少し感じられましたが、気になるほどではなかったです。ゴボウより全然クセがなく、食べやすくもありました。

イエロースクワッシュ

お次はイエロースクワッシュ(Yellow Squash)です。単にスクワッシュとも呼ばれます。私の大好きなかぼちゃやズッキーニなどと同じウリ科の野菜で、可愛らしい見た目をしています。

かぼちゃ

かぼちゃがウリ科なの知っていましたか?

外は鮮やかな黄色ですが、中は白くなっています。ビーツと同じく、料理の彩りをよくするのにも使えますね!生でも食べられますが、蒸したり炒めるのもアリです。かぼちゃの仲間ということで、食べてみるのが楽しみでしたが、感想は「薄いズッキーニ味」で微妙でした笑。シャクシャクとした食感は良かったですが、主張が少ないズッキーニといった感じで、青臭さも少なかったです。

かぼちゃ

もう一回買うことはないと思います。

ルバーブ

気を取り直して、ルバーブ(Rhubarb)をトライです。スーパーでは葉っぱが落とされて販売されていることが多いので問題ないですが、葉っぱ部分には毒があるので、赤い茎のみを食べます。強い酸味があり、主にジャムとして食べられます。そんなルバーブですが、強い酸味を利用して、海外在住者の中では練り梅を作る人もいるようで、私も作ってみました。

作り方
  • 薄くスライスしたルバーブ200gを鍋に入れる
  • 塩小1.5杯をまぶす
  • 15分ほど置いたら中火にかける
  • トロッとなるまで混ぜる

かなり繊維質なルバーブですが、加熱すると繊維が溶けてなくなります。少し独特な香りがするので、どうかな…と思いましたが、味はまさに梅干しで感動しました!ご飯が何杯でも食べられそうなくらい、再現度が高かったです。

かぼちゃ

鮮やかな赤色も、練り梅の見た目にそっくりです。

パースニップ

お次はパースニップ(Parsnip)で、ニンジンのような見た目をしています。味を確かめるために、シンプルにグリルにしました。オリーブオイルをまぶして、塩胡椒を少々かけてオーブンにINするだけです。切っているときに繊維感が強いなと思いましたが、加熱すると結構柔らかくなリました。味はセロリのような風味と、ニンジンのような甘味があり、面白かったです。根菜にありがちな泥臭さはなかったです!

かぼちゃ

スープに入れても美味しいです。

ターニップ

ターニップ(Turnip)というカブは、日本のカブと味がほぼ同じで大好きになりました!上の部分が紫色、下の部分がクリーム色の特徴的な見た目をしています。中も半分は紫なのかなと思いましたが、切ってみると全部クリーム色でした笑。予想と違って驚きましたが、優しい色合いでほっこりします。調理方法も日本のカブと同じでOKです。私は胡麻と味噌で和えてみましたが、本当に日本で食べるカブと同じ味&食感で、美味しかったです!見た目が全然日本のと違うので今まで買ったことがありませんでしたが、一回食べた後は何度もリピート買いをするくらいです。

スウィード

お次はスウィード(Swede)です。写真を見ると先ほどのターニップと同じ色合いで、見た目がそっくりです!この記事を書くときも、どっちがどっちだかわからなくなってしまい、写真を何回も確認しました笑。もしかして、スウィードは中身も紫色かも?という淡い期待を持ちながら切りましたが、結果はやっぱり違いました笑。ターニップと比べて、スウィードの方が硬いですが、味はカブとそっくりです。

シルバービート

シルバービート(Silverbeet )は過去記事でチラッと書いたことがありますが、今回はしっかりご紹介します。

過去記事はこちら↓

オーストラリアで日本食は自炊できる?スーパーで買える日本の食材をご紹介
外食が高すぎるオーストラリアでは自炊が欠かせませんが、家では慣れている日本食を作りたいものです。こち...

ほうれん草のような野菜ですが、大きく、葉っぱが分厚く、茎もしっかりしているので、個人的に「ゴツいほうれん草」と呼んでいます笑。大きすぎて、買い物かごやエコバックからかなりはみ出します。

かぼちゃ

一人暮らしなので、1束買うとシルバービート三昧の献立です。

見た目はゴツいですが、葉酸を多く含んでいて、栄養が優れています。味は若干苦味がありますが、そこまでクセはなく、ほうれん草の代わりとして食べられます。先ほどご紹介したスウィードと一緒に、シチューを作りました!

かぼちゃ

ほっこり甘いスウィードとシルバービートはよく合いました。

フェンネル

最後はフェンネル(Fennel)です。上の葉っぱはすっきりした香りがあり、よく肉や魚料理に添えられています。下の白い部分は、玉ねぎのように何層にもなっていて、サラダにしてもよし、グリルしてもよしです。味はまろやかなセロリと言われますが、セロリの独特の味はあまりしなかったです。レモンのようなすっきりした味わいかつ、程よい甘みもあります。暑い日などに、さっぱりとしたサラダにするのがぴったりです!

まとめ

日本ではなかなか見かけない野菜特集、いかがだったでしょうか?見慣れない食品はチャレンジするのに勇気がいるかもしれませんが、結構美味しいものが多かったです♪次回は果物編を書くので、お楽しみに!