日本では、1月1日の元旦からお正月をお祝いしますが、シドニーを含むオーストラリアでは、元旦はあまり盛り上がりません。その代わり、1月下旬〜2月上旬にある旧正月には、イベントごとがあり、多くの人が祝います。今回は、シドニーでの旧正月の過ごし方について、書いていきます!
シドニーで過ごしたお正月の様子は、こちらの過去記事を読んでください!
旧正月とは?
旧正月とは、中国、韓国、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどで祝われる、旧暦に基づいた祝日です。旧暦を使うので、毎年日付が変わり、2023年は1月22日が旧正月でした。シドニーでは、アジア系の移民が多いので、旧正月の時期になると、街中でお祝いするイベントが開催されます。
英語では、旧正月をLuner New Yearと呼びます。
街中
今年はうさぎ年なので、うさぎモチーフのオブジェや、縁起が良いとされている赤色の飾り付けが多いです。個人的には、やっとお正月を感じられるので、嬉しくなります。というのも、オーストラリアでは、12月26日以降もクリスマスツリーが飾られていて、年明けまで撤去されないことが多いです。
大晦日には、有名なオペラハウスの花火があり、新年をお祝いしますが、1月1日からは通常モードに切り替わり、静かな雰囲気です。ですが、旧正月の1週間前くらいから、街中は干支や赤色で飾られて、賑やかになります。
ちなみに、ベトナムでは、今年はうさぎ年ではなく猫年だそうです
食べ物
お餅
日本では鏡餅を始め、お餅はお正月に欠かせない食べ物ですが、旧正月でも食べられています。複数種類がありますが、たまたまアジア系のスーパーで販売されているものを買いました。手のひらサイズで、日本のお餅とは違って、茶色で、ぷにぷにと柔らかいです。
中華料理を囲む
シドニーで中国のバックグラウンドがある友達がいるので、その友達に「旧正月は何をするの?」と聞いたところ、「家族と親戚が集まってご飯を食べるくらいかな」とのことでした。その家庭によって文化が違うと思いますが、日本も親戚が集まって、みんなでお節を食べたりするので、似ていると思いました!
スーパーの特売
食べ物関連では、スーパーの特売も見逃せません。旧正月の時期になると、アジア系の食品のセールが多いです。旧正月の文化がある中国や韓国の食品はもちろんですが、なぜか日本の食品(醤油やマヨネーズ、わさび)なども含まれたりするので、このタイミングを狙ってのまとめ買いをオススメします!
イベント
中華街
旧正月のイベントは複数ありますが、セントラル駅近くにある中華街がメインエリアとなっています。巨大なうさぎのオブジェが飾られていて、賑やかです。中華料理屋さんが並ぶ上に、アクセス抜群なので、観光客も多い印象でした。
ダーリングスクエア
再開発が進んでいるダーリングスクエア(Darling Square)も、装飾が綺麗でした。12支を描いた巨大なパネルが設置されていて、豪華でした。パネルにはLNY (Luner New Yearの略)が書かれていました!
赤い提灯も飾られていて、夜にライトアップされると綺麗でした!
ダーリングハーバー
最後はダーリングハーバー(Darling Harbour)です。太鼓の音が聞こえる!と思ったら、ドラゴンの練り歩きを発見しました。結構大きくて迫力があり、泣いている子供達がいました笑。
まとめ
1月1日はあまり盛り上がらないオーストラリアですが、旧正月の時期になると、街中が干支と赤色をテーマにした装飾であふれ、お正月の雰囲気が楽しめます♪今年は2月5日ごろまで催し物があるので、誰かとご飯を食べたり、イベントに足を伸ばして、楽しんでみてはいかがでしょうか?