数週間までの観光ならWi-Fiのみなどで過ごせるかもしれませんが、留学やワーキングホリデーなどで長期間滞在する場合、現地で携帯を使えるようにする必要があると思います。今回は、オーストラリアでの携帯契約について、オススメの携帯会社や契約方法まで詳しくご紹介します♪
携帯は現地調達?日本から持っていく?
まずは、スマホ本体からです。オーストラリアで新しく買っても、日本から持ってきてもどちらでも大丈夫ですが、個人的には日本から持って行くのをお勧めします。
現地調達の場合
日本と同様に携帯会社が複数あり、お店に行けばスマホ本体を買うことができます。日本ではiPhoneを使う人が多いと思いますが、シドニーにはアップルストアがいくつもあるので、問題なく購入できます。
ですが、購入する時は店員さんと英語で話す必要がありますし、説明書も英語で書かれています。語学に自信のない方にとっては、高いハードルかもしれません。また、携帯は到着後すぐに何かと必要になると思うので、日本から本体を持って来る方がスムーズに利用できますね!
日本から持っていく場合
日本からスマホ本体を持っていくことをお勧めしますが、使っている機種をそのまま持っていくのではなく、出発前にすべきことがあります。
SIMロックを解除する
まず初めはSIMロックの解除です。後で詳しく説明しますが、オーストラリアで携帯を使うには、オーストラリアのSIMカードが必要になります。ですが、日本で購入する携帯にはSIMロックというものがかかっていて、携帯にそのままオーストラリアのSIMカードを挿入しても使えません。
SIMロックは携帯ショップに行って、手数料を払えば解除してもらえます。機種やキャリアによってはネット上で自分でできる場合もあるので、チェックしてみてください。また、iPhoneは携帯会社の店舗や家電量販店ではなく、アップルストアから直接購入するものはあらかじめSIMロックがかかっていないので、何もしなくても海外で利用することができます。
解約or休止する
また、オーストラリアでSIMカードを購入&契約するので、出発前までに日本で契約していたプランを解約または休止する必要があります。そうでないとオーストラリア滞在中も、日本の携帯料金を払う必要があるからです。
分かりやすいのが解約ですが、帰国後一から契約し直す必要があります。その際に電話番号が新しくなってしまうので、連絡先情報を色々と変更しなくてはいけません。もし電話番号を保持したいのであれば、携帯キャリアによりますが休止という選択肢があります。休止の場合、毎月数百円程度の料金がかかってしまいますが、電話番号をそのまま保持することができます。
私は、1年弱のアデレード交換留学中は休止、2年のシドニー勤務時は解約しました。
オーストラリアの携帯会社
オーストラリアには複数の携帯会社があり、値段やプランが少し異なります。この記事では代表的な会社をご紹介します。
Telstra
まずはTelstra(テルストラ)です。電波のカバー率がオーストラリア一番です。その分少し料金が高いですが、安定感を求めるのであればTelstraがオススメです。
Optus
お次はOptus(オプタス)です。Telstraよりはネットワークカバー率がやや低くなりますが、値段は安めです。カバー率が低いと言っても大手会社なので、そこまで劣悪というわけではないです。私はアデレードでもシドニーでもずっとOptusを使っています。ハイキングで山の中に入ったり、街から離れたビーチに行くと電波が通りにくいことがありますが、街中で使う分には十分です。
Vodafone
最後はVodafone(ボーダフォン)です。TelstraやOptusと比べるとよりカバー率が低くなりますが、その分リーズナブルです。Optusと同様に大手会社なので、日常生活では困ることはあまりないです!
その他にも、amaysimを始めとする格安SIMもあります。
携帯の契約方法
会社が決まったら、いよいよ契約です。店舗で契約するのはもちろん、自分でネット上で契約することもできます。
Prepaid?Postpaid?
まずは、契約の際に知っておくべき事からです!オーストラリアでは、料金が前払いのPrepaid(プリペイド)か後払いのPostpaid(ポストペイド)か選べます。Postpaidの方がお得なのでオススメですが、携帯会社によってはきちんとした住所がないと契約不可な場合があります。
オーストラリアに到着した後に、しばらくホテル滞在などをしつつアパートを探すといった方は、ホテルの住所ではPrepaidのみの契約になる可能性があります。ですが、PrepaidからPostpaidに変更するのは(これも携帯会社によりますが)ネット上で自分のタイミングでできる場合が多く、そこまで手間ではないので安心してください。
お店に行く場合
格安SIMの会社は店舗がないことが多いですが、Telstra、Optus、Vodafoneといった大手会社であれば、日本と同様にお店で契約することができます。もちろん全て英語でのやり取りなので、会話が苦手な方には難しいかもしれません。ですが、SIMカードを挿入して電波が入るかの確認まで店員さんとできますし、なんでも質問できるので安心感はあります。
自分でネット上で契約する場合
自分のペースで契約したい!という方や店舗がない格安SIMを使う方は、ネット上で契約できます。スーパーなどで各社のSIMカードが販売されているので、お好きなものを購入し、その会社のウェブサイト必要事項を入力するだけです。Wi-Fi環境さえあれば、自分でできちゃいます。
携帯料金の支払い方法
私が使ったことのあるOptusのみしかわからないですが、払い方法は日本と似ています。毎月振り込みでもいいですし、クレジットカード(日本のでもOK)やオーストラリアの銀行口座から自動支払いの設定をすることもできます。私はオーストラリアの銀行口座ができるまでは日本のクレジットカードで支払い、口座ができてからは毎月その口座から振り込んでいました。
カード情報はネットやアプリ上でいつでも簡単に変更できるので、結構楽です。Optusはアプリ上で残データ量がリアルタイムで確認できますし、最初の契約から1ヶ月ほど経ったあとは、こちらもアプリ上で自由にプランを変更することができました。
まとめ
長期滞在するとなると避けては通れない携帯契約について、詳しく解説してみました。電波に関しては大手会社を選べばまず間違いはないと思いますし、契約や設定変更が基本的にネット上でできるので、英語が苦手な人でも自分のペースでできます!