シドニー最大規模のイベント・ローヤルイースターショー(Royal Easter Show)でのボランティア体験談第2弾です♪今回は、ボランティア当日の流れや、詳しい仕事内容についてご紹介します!いろんな経験ができたり、友達を作れたりして最高の機会でした!
イースターショーについては、こちらの過去記事をどうぞ↓
当日の流れ
シフト開始前まで
シフトの数時間前になると、リマインドのSMSが送られてきます。「あなたは今日何時からシフトがあります」と言った簡潔な文章と共に、シフトの場所の地図も送られてきます。
きちんと自分のシフトを確認できます♪
シフト開始の時間までに、各持ち場に集合する必要があります。イースターショーの会場であるオリンピックパークはかなり広く、持ち場が端にあると着くまでに時間がかかります笑。特に場所を把握できていない初日は、早めに向かう必要がありました。
ボランティアの特典として、グリーンルーム(控室)へのアクセスがあります。小さい部屋ですが、椅子、ソファー、机があったり、お手洗いもすぐ近くにあります。休憩時はもちろん、早く着きすぎた時などは、この部屋でリラックスできます。グリーンルームには、誰かしらボランティアがいることが多いので、いろんな人と交流するのにもぴったりです。また、コーヒー、紅茶、クッキー、果物が置いてあって、自由に食べてOKでした。
甘いものを食べて、シフト前にエネルギーチャージです。
シフト開始
時間になるとチームリーダーという、何年もイースターショーのボランティアをしたことがある人が、メンバーを集めてミーティングを開始します。出欠席を確認し、軽く自己紹介をした後に、持ち場での仕事内容を細かく説明してくれます。
各持ち場の中でも色んな役割がありますが、6時間のシフトでずっと同じ役割ではなく、適宜チームリーダーが割り振りを変えてくれます。途中である休憩も、リーダーの指示の元で取ります。
その他にも、「笑顔いいね!」「後少しで休憩だから頑張れ!」など声をかけてもらえて、モチベーションが上がりますし、仕事でわからないことがあれば気軽に聞けます。
優しくて気さくなリーダーが多く、楽しみながら仕事ができました。
シフト中は携帯は使ってはいけませんが、他のボランティアとのお喋りはOKでした!色んな年代の方がいましたが、多くの人と仲良くなれました♪
休憩
前回の記事でも書きましたが、6時間のシフトで45分の休憩がもらえます。持ち場やリーダーによって、45分の休憩を一回もらえたり、30分と15分に分けられたり、1時間とれる場合もありました。休憩に入る前に、ご飯代のチケットがもらえます。残念ながら会場内の限られたお店でしか使えませんが、サンドイッチやパイなどの軽食や、メキシカン、イタリアンのお店など、ジャンルは幅広かったです。チケットはお釣りが出ませんが、1日で全てを使い切る必要はありません。私は、最終日に余ったチケットをまとめて使って豪遊しました笑。
同じ時間で休憩をもらった人と、お話ししながら食べました。
シフト前後
シフトの前後は、一般客としてイースターショーを楽しみました。元は農業のコンペティションとして始まったイベントなので、野菜の展示場に行って、かぼちゃを眺めました♪
今年のコンペに出ているかぼちゃも、レベルが高かったです…!
他にも、動物をみて癒されたり、ショーバッグという中身が見える福袋を買ったりして満喫しました。また、シフトが同じで仲良くなった子と最後まで残って、夜に上がる花火をみたりもしました!
各持ち場でのボランティア内容
今回は、①メインエントランスと②フードファームの2つの持ち場を担当しました。それぞれの詳しい仕事内容をご紹介します!
メインエントランス
まずはメインエントランスです。主な仕事はイースターショーの地図を配ることと、迷っている来場者を案内することです。
地図はしっかりとした厚紙ではなく、新聞紙に印刷されています。The Daily Telegraphという新聞社がスポンサーをしているからなのですが、地図ではなく新聞を配っていると勘違いされるので、「地図を配っています!」と大きい声で呼びかける必要がありました笑。また、サイズが大きくて配りにくいので、地図を半分に折る作業も必要でした。折る人と配る人に手分けをして、できるだけ多くの来場者に地図が行き届くようにしました。
折る時は、インクで手が真っ黒になりました。
入場してすぐのところに立っているので、来場者から各ブース、お手洗い、ATMの場所などを頻繁に聞かれました。何度かメインエントランスを担当したことのあるボランティアの側にいさせてもらい、最初はその人に聞きながらこなしました。
来場者を笑顔で出迎えるのも、大切な仕事の一つです。
フードファーム(Food Farm)
お次は、フードファームです。ボランティアをするまで知りませんでしたが、イースターショーの中のメインアクティビティーとなっています。テントの中に小さい子供向けのアクティビティが複数あり、それを通じて食べ物についての理解を深めてもらうブースです。ボランティアは、主に小麦粉のアクティビティーを担当しました。普段食べているパスタやクッキーが、どのようにできているのかを知ってもらおう!というものです。
アクティビティの内容
- 小麦を受けとる
- ミルで挽く
- 生地(小麦粘土)と交換
- 型や伸ばし棒を使ってクッキーを作ったり、パスタマシンを使って麺を作る
- オーブン(熱は出なく、ただの小麦粘土回収場所)にいれる
子供たちにアクティビティーの流れを説明したり、小さい子には手を貸したり、使った後の用具や小麦粘土を掃除したりしました。メインのアクティビティーというだけあって、多くの子供達がいて、混雑していました。忙しなく対応する必要があったので、体力的に大変ではありましたが、子供達が可愛すぎて癒されました。
子供が好きな人にはぴったりです
ボランティアをした感想
英語を使って働く経験を得る
私はシドニーで社会人をやってますが、日本語を多く使う職場で、ガッツリ英語を使って働いたことはありません。そのような機会が欲しかったですが、いきなりインターンをしたり、フルタイムで働くのはハードルが高すぎました。
そんな私が、ボランティアならできるかも!と思い挑戦しましたが、意外と来場者と英語とのやりとりがスムーズにできて、自信に繋がりました。
始まるまでは心配でしたが、一歩踏み出してみて良かったです。
友達できて最高!
シフト中に忙しくない時は、とにかく色んなボランティアとおしゃべりをして交流を楽しみました。趣味が合う人と巡り合えて、SNSを交換できたりもしました!
また、ボランティアのみが参加できるFacebookのグループもあります。イースターショーの期間中だけではなく、終わった後も色んな人と繋がれるのは、良い機会だと思いました。
新しいことにチャレンジしてみたい人や、交流を広げたい人はぜひボランティアに申し込んでみてはいかがでしょうか?